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公開日:2023/01/14

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【イベントレポート】 公認会計士のキャリア戦略セミナー

イベント概要

こんにちは。CPASSメンバーの恩田です。
2022年12月17日(土)にCPASS LOUNGEにて「公認会計士のキャリア戦略セミナー」を開催いたしました。

キャリアに迷う…転職活動について考える…よりももっと前の段階で、
公認会計士のキャリアの可能性や特徴について知っていただき、将来への解像度を少しでも上げるお手伝いをしたい、という思いでCPASSチームが企画したイベントです!

転職活動のはじめは、“エージェントに登録すること”ではなく、“会計士のキャリアの選択肢について知ること”が大切です。「公認会計士のキャリア戦略セミナー」では、公認会計士が活躍する主なフィールドや働く上で大切にすべきこと、求人情報を見るうえで大切なポイントや職務経歴書の書き方などを幅広くご紹介しました。

今回はゲストコメンテーターとして実際に5社のキャリアを歩まれた、白井敬祐さんにもご登壇いただき、公認会計士のキャリアについてコメントをいただきました。

こちらのイベントは今後も定期的に開催予定ですので、参加を迷われている方はぜひこちらのイベントレポートを参考にしていただき、お気軽にご参加ください!

また、イベント参加後に振り返りをしたい方もぜひご覧ください!

INDEX

①登壇者紹介と本日の流れ

②キャリア戦略セミナーハイライト
(1)公認会計士が活躍する主な7つのフィールドについて
(2)プロフェッショナルファーム系会計士と組織内会計士の違い
(3)実年齢とキャリアの関係
(4)働く上で大切にすべきこと【3+α】
(5)求人情報を見る上で重要なポイントについて
(6)具体的な求人情報の紹介
(7)職務経歴書の書き方について
(8)最後にアドバイス

③参加者交流会

④最後に

①登壇者紹介と本日の流れ

まずはじめに、当イベントの進行を担当するCPAキャリアサポート株式会社代表取締役の中園より、本日のイベントの流れの説明と自己紹介をさせていただきました。

【セミナー講師】

【ゲストコメンテーター】

②キャリア戦略セミナーハイライト

(1)公認会計士が活躍する主な7つのフィールドについて

公認会計士が活躍する主なフィールドには、①監査法人、②税理士法人・会計事務所、③コンサルティングファーム(アドバイザリー)、④大手・上場企業、⑤ベンチャー企業、⑥外資系企業、⑦金融系の7つがあることをご紹介しました。

年収や働き方等の観点や公認会計士としてどのような力を発揮できるのかそれぞれの特徴を上記の7フィールドに絞ってご紹介しました。

(2)プロフェッショナルファーム系会計士と組織内会計士の違い

それぞれの組織の仕事の性質や評価基準、ワークライフバランスや長期休暇のとりやすさ等様々な視点で比較しました。

白井さんからはこんなコメントをいただきました。
「組織内会計士は様々な方と接する必要があり大変です。しかし、その経験が非常に役立ちました。自分の個性を尊重してくれる所属していた組織の風土が好きでした。逆に、プロフェッショナルファームになると業務を行う組織のことが良くも悪くも他人ごとになってしまいました。」

(3)実年齢とキャリアの関係

実年齢とキャリアの関係では、実年齢の5年おきに節目が訪れるということや35歳以上になると問われる能力3種などについてお話がありました。

白井さんからはこんなコメントをいただきました。
「実際に転職を考えた際、年収を落とす選択肢を選ぶのはなかなか難しいことです。また、30歳を過ぎるとハードワークがし辛くなります。20代のうちにハードワークをし様々なスキルを身につけておくべきです。私はIFRSや研修講師を行ったことによるスキルが役に立ちました。」

(4)働く上で大切にすべきこと【3+α】の法則

働く上で大切にすべきこと【3+α】の法則では、ある3つの項目のうち、3分の2が満たされていれば、人は働き続けることができますが、3分の1もしくは0になってしまった場合に、または、全てが満たされていても+αの要素に問題が発生すると、人は転職をするという法則についてお話しました。それぞれの3つの項目は「遣り甲斐」「お金」「時間」です。また、+αの要素として「人間関係」があります。上記の3つの項目が全て満たされていても「人間関係」が満たされていないと人はすぐに転職してしまうそうです。人間関係がしっかり合う職場を選ぶのも大切ですね。

これらの中で皆さんが大切にしていることの順位付けができますか?転職においては、皆さんの価値観を整理することが非常に大切ですので、この機会にゆっくりと考えてみてください。

白井さんからはこんなコメントをいただきました。
「これらの項目はバランスよく満たされないと幸せになれません。以前私も給料に惹かれてブラック企業に入って苦労した経験があります。その会社は3ヶ月で辞めることになり、職務経歴にもネガティブな要素になってしまいました。」

(5)求人情報を見る上で重要なポイントについて

皆さんは求人情報を見るときにどの項目から目を付けますか?
年収や勤務条件、募集ポジションを第一に見る方が多いです。それらの項目もとても大事な情報ですが、それ以外にも絶対に見てほしい情報があります。それは「企業情報」です。
設立時期、資本金、従業員数、上場・非上場、事業内容等働く上で会社の環境を知ることはとても大切です。

(6)具体的な求人情報の紹介

こちらは時間の都合上セミナーでは省略させていただきました。オフラインで参加いただいた方には交流会で実際に求人情報をご紹介させていただきました。興味がある方は是非一度CPASS キャリアのサイトよりご連絡ください。

(7)職務経歴書の書き方について

職務経歴書を書く際の注意事項やコツについてもお話しました。若手の方だと同じようなものになってしまいがちですが、冒頭を読むだけでどんな経歴の人なのか概要がわかるようにすると良いです。また、ボリュームについてもA4用紙2〜3枚程度にまとめると丁度良いと言われています。

白井さんからはこんなコメントをいただきました。
「現職でどんな経験ができているかを定期的にアップデートしていました。具体的には、半年に一回職務経歴書を書き直していました。アップデートが出来ないということは成長していないことの証です。アメリカではこのようなことが当たり前に行われていますが、日本ではなかなか行われていないのが現状です。」

ぜひみなさま転職を考えていない方でも1度、職務経歴書を書いてみてはいかがでしょうか。

(8)最後にアドバイス

最後のアドバイスとして、白井さんからこんなコメントをいただきました。
「今やってる仕事は遣り甲斐があって非常に楽しいです。研修講師等を経験して人前で話すことが得意になったからこそ今の仕事にたどり着きました。現在避けていることももしかしたら自分の才能につながるかもしれません。色々行動して嫌だと思うことにもチャレンジしてみましょう。」

③参加者交流会

キャリア戦略セミナーの後、約30分ほど参加者の皆さんとCPASSキャリアメンバーも交えて交流会を実施しました。
実際の求人票も見ながら将来のキャリアについて考えていただく良い機会になったのではないでしょうか。

④最後に

今回のキャリア戦略セミナーでは、公認会計士の活躍フィールドを知る初級的な内容からより一歩踏み込んだ具体的な求人情報の見方や職務経歴書の書き方まで幅広くお伝えさせていただきました。
セミナーにご参加いただいた皆さんが公認会計士のキャリアについて理解を深め、より満足いくようなキャリアモデルに近づいて進んでいっていただくきっかけになりましたら幸いです。

また、会計士のキャリア戦略セミナーは今後も随時行っていく予定です。今回ご参加できなかった方も、ぜひ次回以降ご参加ください。


CPASSキャリアでは、会計士のキャリアを長年支援してきたエージェントが、理想のキャリアを実現させるためのお手伝いをいたします!興味を持たれた方はぜひ登録してみてください!

CPASSキャリア(シーパスキャリア)|公認会計士の転職サポート (cpa-career.jp)

この記事を書いた人

「人と繋がり、可能性を広げる場」CPASSを運営するスタッフ達です。CPASSメンバーは、20~40代まで幅広い年齢層の公認会計士達を中心に、キャリア支援のプロフェッショナルなど様々なバックグランドを持つメンバー達で構成されています。「絶対に会計人達の役に立つ情報発信する」、「CPASSにしか出せない価値を提供する」をミッションとして集まった熱いメンバー達です。CPASS独自の視点からの見解を是非、楽しんでください。

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