公開日:2022/11/15
【世界一周会計士】世界で活躍する会計士へインタビューVol.6 インドネシア現地法人にて最年少で取締役に就任! ~人間関係マスターのプロフェッショナル会計士に密着取材!~
世界一周会計士の記事
こんにちは!世界一周会計士の古作祐真です。
会計士資格を携えて世界一周をするからには、“グローバルで活躍されている会計士の情報をぜひ日本に届けたい”、“海外で活躍している会計士の様々なロールモデルを皆さんにお伝えしたい”そんな思いから、『世界で活躍する会計士へインタビュー』というコラムの連載をCPASSさんの力をお借りしながら、月1~2本ほどの頻度で寄稿していきます。
今回のコラム連載の第6弾は、インドネシア現地会計コンサル会社にて取締役をされている田島寛之さんです!(以下、田島さん)。田島さんは、会計士試験合格後、EY新日本監査法人で4年半監査業務に従事された後、AAP Consulting Indonesiaに入社され、タイ・インドネシアと舞台を変えて活躍されています。
なぜ田島さんは監査法人を飛び出して、突如タイ・インドネシアという異国の地で働くことになったのか。このインタビューでは、そんな気になる田島さんのキャリア転換のきっかけを深堀してきました!
1.プロフィール
田島 寛之(Tajima Hiroyuki)
AAP Consulting Indonesia 取締役
公認会計士(日本)
2014年:EY新日本有限責任監査法人入所
2018年:タイ・バンコクの会計税務コンサルティング会社 AAP Consulting Indonesia入社
2020年:同社インドネシア法人に異動、取締役に就任
公認会計士試験合格後、EY新日本有限責任監査法人にて、監査事業部に所属し、法定・任意監査、IFRS監査の他、リクルート活動などの業務に約4年5ヶ月従事。公認会計士登録後、タイのバンコクにて日系企業のクライアントに対し会計税務コンサルティング業務を行う。2020年4月より同社インドネシア法人に異動、同社取締役に就任。(現在は取締役を退任)
2.インタビュー本編
――まず始めに、田島さんのキャリアの概要を教えてください。
公認会計士の試験合格後、EY新日本監査法人で4年半在籍していましたが、ほとんど国内企業監査を担当しており、実は海外には全く縁がありませんでした。その後、タイの会計税務コンサル会社に転職し、タイで経験を積んだ後、2020年よりインドネシア法人にて取締役を務めております。
――早速突っ込みどころがたくさんありますね(笑)。
ドメスティックな会社ばかり担当していたにもかかわらず、なぜ急にタイに行こうと思ったのかが大変気になります。
一言でいうと、環境を変えてしまいたかったからです。
私がキャリアを考える上で一番重要視する点は「人間関係」です。一つの環境に制限してしまうと、自分自身を追いつめてしまう傾向があるんですよね。監査法人時代にそのような状況に直面し、苦しんでいましたが、ふと、「せっかく会計士になったのだから、監査法人だけが選択肢じゃない!」と思い立ちました。
そこで、どうせ環境を変えるのであれば、海外に拠点を移してガラリと変化させてしまおうと考えて、タイに赴きました。
――海外と一口に言っても、選択肢がたくさんあると思うのですが、なぜタイを選んだのでしょうか。
そもそも、旅行好きで当時アジアを度々周遊していたこともあり、純粋に興味がありました。日本から地理的に近いのもありますが、何といっても東南アジアの発展途上国のあのカオス感が好きだったんです。
また、転職活動中に現地で働いている方にも「海外で働くなら、まずはタイが良い」と勧められたのも要因としては大きいです。タイは親日ですし、インフラも比較的整っているため、日本人にとって住みやすい国だと思います。私も海外に住むならまずはタイと、自信をもってお勧めできます。
――確かに私たちもタイに行きましたが、とても快適で過ごしやすかったです。
タイにも様々な会社があると思いますが、どのような経緯で、AAP Consulting Indonesia(以下、AAPグループ)に入社することを決めたのでしょうか。
私は自分自身が飽き性であることを理解していたため、「タイでずっとやっていくことはないだろう」とぼんやり考えていました。そのため、せっかく海外で入社するならタイ国内だけでなく、ASEAN各国に展開している会社を望んでいました。
私が入社した会社、AAPグループは、タイのみならず、ベトナム・インドネシア・メキシコ・インドに進出していたこともあり、タイで経験を積んでから別の国に移ることが現実的だったため、興味を持ちました。
弊社をどのように見つけたかというと、シンプルに『タイ・会計事務所』とググって、応募しました。社長がたまたま日本に居たので、そのまま日本で面接を受けました。そして、「〇月からタイに行こうか」と、気づいたらとんとん拍子に話が進み、そのまま入社が決まったのが経緯です。
――インドネシアの異動の際に取締役に就任されていますよね。入社1年半で取締役ということは、もしや相当活躍されたのではないのでしょうか(笑)。
熱い気持ちで仕事をしていた自信はあります。成果を出したかといわれると自信が無いですが(笑)。タイ人とのコミュニケーションや、マネジメント方法もかなり意識していたので、それが功を奏して取締役を任せていただいたのだと思います。
グループでは最年少で取締役に就任することができました。タイミングと運が良かったです(笑)。振り返ってみると、タイ人の懐に入り込むのが上手かったのかなと。
――最年少取締役はさすがですね…。きっかけとなったタイ人の懐に入り込むコツを教えてください。
私見ですが、研究した結果、タイ人には2つの大きな特徴があると考えています。
まず1つ目は、タイ人の信頼を一度失ってしまうと、もう二度と振り向いてくれない傾向があるということです。自分の意見を言うにしても、まずは変な事は言わないように強く意識しました。
2つ目は、タイ人は、「仕事仲間=友達」という意識を持っている方が多く、プライベートと仕事を分けずに働いている人が多いということです。
タイの職場にはキッチンも併設されているケースが多く、ランチを一緒に作ったりしています。土日も出社して、一緒にご飯を食べながらYouTubeを観るなど、正に友達といるような感覚なんです(笑)。そのため、人間関係を非常に重視して、家族の一員・友達としてタイ人の懐に入り込めるよう意識をしました。
この距離感に躊躇する日本人は多いですが、当時の私にとっては、初めての海外暮らしで目に見える全ての出来事が楽しかったため、土日の出社はもちろんのこと信頼関係の構築に勤しみました。
結果的に、仕事にも良い影響が出て、例えば突発的に降ってきた仕事に対しても、「田島が言うんだったら、やってやろう」とスタッフが能動的に動いてくれました。
↑タイ法人での社員旅行での集合写真
――その国の働き方の文化に瞬時に溶け込める適応能力、凄すぎます。
――冒頭で監査法人時代の「人間関係」について言及されていましたが、日本とタイの人間関係を比較してみて、違いを感じましたか。
どっちが良い悪いとかではないですが、個人的にはタイの方が居心地は良かったです。なぜかというと、タイではそもそも人種が違うので、文化や宗教が違って当たり前ですよね。認識の相違や何かしらのトラブルがあっても、バックグラウンドが違うため、許容度のハードルが圧倒的に下がるんですよ。
日本では小さなことでずっと悩むタイプだったのですが、タイやインドネシアでその悩みが全く無くなってしまいました(笑)。結果論ではありますが、環境を海外に変えたのはよかったなと感じています。
――その点では日本人は確かに細かいですよね(笑)。
一方でインドネシアでの人間関係はどのように感じていますか。
こちらも特徴的でしたね。例えば、日本は30分遅刻したら普通怒られますけど、インドネシアでは全くそんなことはありません。インドネシアには”Jam Karet”という言葉があります。「時間はゴムの様に伸び縮みする」という意味なのですが、こんなフレーズがあるなんてビックリですよね。この文化のお陰で、心の許容度が更に大きくなりました(笑)。
ただ、その中でも仕事の“期限”だけは厳しく対処しました。もちろん彼らの性格や思想は尊重しますが、一方で日系クライアントを相手にする以上、日本人の感覚として許容できない部分は、譲らない姿勢で徹底的に強調しました。ただ、強く注意するだけでもダメですので、普段は社員たちと仲良くして、ここだけは注意する、といった形でメリハリを付けています。
――国民性によって働き方が変わってくるのが、面白いですね。
――タイやインドネシアと舞台をASEANに置いていますが、元からASEANに強い会計士になろうと思っていたのでしょうか。
正直、タイとかインドネシアとか、ASEANにこだわりがあったわけではないですが、日本の公認会計士の需要は、日系企業の進出先で、且つ人口が多い国の方があるのではないか、と考えて行動していました。
また、働くのであれば非英語圏が良いとも思っていました。
英語圏なら日系駐在員もある程度コミュニケーションが取れますので、私たちがサポートする範囲も限られてしまいますが、一方で、例えばインドネシア語のようなローカルの言語を話せる日本人は殆どいないため、非英語圏の方が痒いところに手が届くようなサービスを提供できる機会が多いという点で、クライアントから感謝される機会が多いと思っています。
英語圏では英語が出来て当たり前の環境です。当時の自分の英語力を鑑みて、それは難しかったという理由もあります(笑)。
――おっしゃる通り、非英語圏の方がブルーオーシャンですし、お客様により感謝されそうですね。
――少し話は戻りますが、田島さんが公認会計士を目指したきっかけを教えてください。
公認会計士を目指したのは大学3年生でした。会計士受験が盛んな大学だったため、何となく資格の存在は認識していました。
実はというと、当時の私は、大学時代の3年間を廃人の様に引き籠って授業すらもまともに出ていませんでした。何もしていないことが辛く、いつかそんな自分を変えたいと思っている最中、ふと自分が生き生きしている時を振り返ってみたら、野球・中学・高校受験などの経験から、「自分が何かに熱中している時」だと気付きました。
であれば「公認会計士の資格を目指せば、また熱中できるのではないか」と思い立ち、資格取得を志しました。
このようなきっかけのため、正直言うと、日本経済を発展させたいとか、証券市場の番人になりたいとか、そんな気持ちは当初は全くなかったです(笑)。
今思えば、ここまで自分の人生を豊かにしてくれる資格とは思っていなかったので、当時の自分に“Good Job”と言いたいですね!
――環境を変えたいと考えた時に、パッと海外に移住できる資格って本当に凄いですよね。
資格のバックグラウンド、生活を担保してくれる幹があるからこそ、思い切り行動することができる。この資格の一番有難いところですよね。
――ちなみに日本から海外に行くにあたり、不安はなかったでしょうか?
不安は全くなかったです。
会計士受験生時代は、実は貧困を極めていて、当時は住む家も無く、シェアハウスの屋上の倉庫に寝泊まりし、シャワーだけ借りさせてもらうという生活を約1年弱していました。海外へ移住しても、それ以上酷い生活はないだろうと思っていたため、怖くなかったです(笑)。
とはいえ、そんな受験生時代も意外と楽しく過ごしていて、将来に対する希望の方が大きく、辛いなりに楽しかったです。
ただし、私のこのエピソードはかなり特殊だと思うので、一般的な話をさせてください(笑)。
多くの方が海外で働くことに対して不安を抱えると思いますが、まずは、その国を少しの間でも実際に経験してみて欲しいです。その国に対する見方が180度変わるはずだからです。正直、私もタイに初めて来る前までは、象が街で歩いているものだと勝手に想像していました(笑)。
――おっしゃる通りですね。私たちも東南アジアを周ってみて、タイに限らず、ベトナム・ラオス・カンボジア・マレーシア、全ての国で「住めるな」と感じました。
――ちなみに、タイからインドネシアに異動すると国自体の制度のギャップなどが生じると思います。それらに対して抵抗感はありましたか。
既に日本からタイへの転職でその苦しみを味わったので、大丈夫だと思っていました。会計税務の背景は万国共通なため、考え方や制度のギャップを埋めていく作業は大変ですが、タイと同じようにやればいいと考えていました。
――なるほど。
興味本位ですが、インドネシアであえて素晴らしいポイントを1つ挙げるとするならば何でしょうか。
日本で感じることのない、海外ならではの“刺激”ですね。生活スタイルが全く違うので、散歩中に屋台とかで、「これ何?」と聞くだけでも面白いです。
屋台のおっちゃんが豊かな暮らしをしているかというと、正直豊かとまでは言えないですが、そんなインドネシア人が幸せそうに暮らしているのを見ると、自分が今まで悩んでいたことがちっぽけだったなと感じさせられます。どこでも生きていけると思わせてくれるのが良いポイントですね。
――確かに私たちもASEANの中でインドネシアが、一番人が優しくて、楽しそうに暮らしている印象を持っていました。
――お仕事の話に戻りますが、現在の仕事のやりがいを教えてください。
やはり、お客様からの感謝ですね。監査法人時代と比べてその機会が多いと感じています。監査法人は組織の一員としての対応になりますが、こちらでは直接現地の社長さんとやり取りする機会が多いため、私たちのサービスに対するリアクションが非常に分かりやすいのがポイントです。
また、経理の専門で現地に来ている駐在員もほとんどいないため、日本の本社に会計処理を説明すると、仮に高度な話で無くても喜んでもらえます。頼られる機会が多く、会計のみならず、労務や法務でもお問い合わせいただくことが多いです。
これらの経験から、サービスラインはカッチリ決めない方が良いと思っていて、仮に想定していたサービス内容には無い相談が来たとしても、「うち、それやってないです」と一蹴するのではなく、「何かやれる方法がないか?」と社員のリソースを探したりすることを常に意識しています。
あとは、従業員の皆さんが楽しく働いてくれることももちろん嬉しいです。弊社は会計監査もやっておりまして、スタッフに対して相当無理を言うことも多いですが、繁忙期明けに達成感を共有できたり、ピリピリしてた雰囲気も無くなり、みんなで仲直りできたりするのが良いですね。
――繁忙期終わりの達成感は代えがたいものがありますよね(笑)。
逆に一番辛かったことは何でしょうか?
実はインドネシアでは金銭トラブルに苦しめられました。社内のとある信頼できる社員が、借金で非常に困っていたので、致し方ないと、ポケットマネーでお金を貸しました。すると突如その社員が音信不通となり、飛ばれてしまったんです。金額的には貸し倒れても問題ない金額でしたが、裏切られたという事実に、当時は精神的にかなりしんどい思いをしました。
意外にも、インドネシアでは金銭トラブルが頻発していて、その理由は、貯金する文化が無いからだと思います。彼らもよくiPhone最新版を持っていたりしますが、実は値段は日本と同じです。給料1か月分の嗜好品を買うためにローンを組んでしまうような人も多く、今をエンジョイする様な国民性です。
あとは、何てことない一つの作業に、凄く時間がかかることにも苦労します。SIMを買うにも、エアコン業者を呼ぶにしても、生活インフラが整いきってない関係もあり、日本では手間暇かからない作業に、ワンクッション工数が必要になってしまうんです。これは仕事でも同様のことが言えて、かなり苦しいです(笑)。ただ、それをこなしているうちに、「日々勉強になっているな」と実感します。
――田島さんの今後の展望を教えてください。
現在、仕事をしながらインドネシア大学に留学しており、インドネシア語と税制を専門に勉強しています。インドネシアにはこの道20年のベテラン会計士のような先生もいらっしゃるので、先生方とは違う角度でキャリアを積む必要があると感じて、大学で語学を学び、仕事に繋げようと思っています。
ただ本音を言うと、日常の中で考え方が変わっていくタイプなので、今までイメージしていた将来像が実現したことってないんですよね(笑)。ただ、そんなふとした時にこそ、この公認会計士という資格が助けてくれる。硬くならずに素直な気持ちで前向きに進んでいければいいと思います。
――最後に、会計士受験生に一言お願いします。
受験生の方は、会計士=監査だけではない、ということを認識してほしいです。ただ、もちろん独占業務である監査があるからこそ、私たちにとっての保険になると思っていて、失敗してダメだった時に繋ぎとめられるスキルを持っているが故に、安心して自由に動けています。なぜ会計士がこんなに汎用性があるかというと、会計・税務が世界の共通言語だからです。言うなれば、会計士は「最強のパスポート」だと思います。たくさんのオプションがある素敵な資格を取るためにぜひ頑張ってください。
――若手会計士にも一言お願いします。
まず、声を大にして言いたいのが、海外イコール英語ではないです!私なんて監査法人時代は、TOEIC 585点でした。お世辞にも英語が得意な点数とは言えない状況で、海外勤務の仕事を応募しましたが、なんと私が受けた全ての会社から内定を頂くことができました。なぜかというと、会計という概念は万国共通だからです。
弊社では実務はタイ人が担当しているため、タイ語や英語でコミュニケーションを取る機会が少ないです。ただし、仕訳を英語で覚える必要はありますけどね(笑)。でもその程度です。
――海外は英語が必要という先入観がありましたが、それを実際に働いている人から聞くことができて安心しました!
本日はありがとうございました!
3.最後に(古作の所感)
最年少で取締役になられ、インドネシアにて大活躍をされている田島さんでした。
今回のインタビューでは、「人間関係」と「非英語圏」がキーワードだと個人的に思います。
やはり一番困るのはどこでも「人間関係」。日本だろうがインドネシアだろうが、突き詰めれば人間関係という問題に辿り着くのだと感じました。
そんな田島さんは、タイ人とのバックグラウンドの違いに躊躇しながらも、全力で楽しみながら正面から向き合い、その功績を認められ最年少取締役にまで就任されています。
田島さんのその適応能力の凄さに驚くと同時に、人間関係は時に向き不向きがあり、自分がいる環境が向いていないと感じたのであれば、田島さんの様に海外へ環境をガラリと変えてしまっても良いのだと思いました(もちろん海外までとは行かずとも、転職して環境を一掃するのはアリだと思います)。
これも会計士資格がある故行動できることですので、「最強のパスポート」を思う存分使い倒す思考で自分のキャリアを決めていきたいですね。
また、インドネシアの”Jam Karet”(時間はゴムの様に伸び縮する)という言葉がある通り、バックグラウンドや文化が全く違います。こうした経験を通じて人間関係の許容力を高められるという点において、多様性のある環境下で働くということは、ビジネスパーソンとしても、一人の人間としても、非常にプラスに働くと感じました。
二つ目の「非英語圏」というキーワードについてですが、一般的には「海外=英語圏」が成立しがちで、実際に私もそのように考えていました。ですが、意外にもフロント対応は現地人が行い、実際には英語を必要としないという点に関しては、新しい発見でした。実際に働いている実務者にしか分からない、非常に貴重な視点です。
また、非英語圏は実はブルーオーシャンという点にも注目したいです。英語が話せる会計士は、BIG4在籍の方ならご存じかと思いますが、ごまんといます。一方でインドネシア語を流暢に話す会計士に関しては、前職の監査法人を思い返しましたが、私は一人も思いつきませんでした。
マイナーな言語の習得は、差別化戦略になっており、ひいてはプロフェッショナルとしてより輝ける材料になるなと強く感じました。
ただ、必ずしもマイナー言語を学ぶべきかというとそうではなく、田島さんのいらっしゃるインドネシアは、今後日本にとって超巨大マーケットになることはほぼ確実で、その言語習得は素晴らしい無形資産になります。インドネシア語をマスターし、潜在マーケットにしっかりと根を張るそのポジショニングのスタンスが、個人的に大変勉強になりました。
実際に環境を変えたいという意思のある方は、ぜひ田島さんの様に「非英語圏」の海外環境に飛び込んでいってほしいです。私も将来はASEANを中心に働いてみようかな。
↑取材後、田島さんに最高のインドネシア料理をご馳走して頂きました!
第7弾もお楽しみに!
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この記事を書いた人
両者ともに、大学在学中に公認会計士論文式試験に合格後、KPMGあずさ監査法人グローバル事業部へ入社し、大手総合商社を主軸としてIFRS監査に従事。法人内の採用プロジェクトにも関与。
古作は、同法人にて5年間、監査業務に従事し、各種主査を経験。また、DX部署にて監査SaaSツール開発や次世代監査(ドローン監査等)の業務にも従事。
山田は、2年3ヶ月の同法人勤務後、2021年7月に独立。CPASSでのキャリア支援業務の他、フリーランスとして上場支援・キャピタリスト・リクルートコンサルなど複数社に従事。2022年7月には、会計コンサル会社を共同創業。
会計は世界共通のビジネス言語。この言葉を証明するため、グローバルで活躍する会計士の情報や、自身の会計の知見を活かした各国でのコラムを執筆して参ります。
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