人と繋がり、可能性を広げる場

公開日:2025/03/10

【イベントレポート】会計ファイナンス人材Conference2025

    はじめに

    2025年3月8日(土)、「会計ファイナンス人材Conference2025」が東京国際フォーラムで開催されました。ご来場者様は1,000名を大きく超え、大盛況となりました。本イベントは、会計・ファイナンス分野の最前線で活躍する専門家や企業が一堂に会し、業界の最新トレンドや実務知識を共有する場として、合計20セッションに90名以上が登壇し、会計ファイナンス人材の未来について白熱した議論が行われました。

    イベント概要

    • 開催日:2025年3月8日(土)13:00〜18:30
    • 会場:東京国際フォーラム
    • 主催:CPAエクセレントパートナーズ株式会社
    • 来場者数:1,144人

    開催の背景(代表:国見健介)

    20年以上CPAエクセレントパートナーズを経営する中で、数千名の会計ファイナンス人材を見てきましたが、その可能性は無限に広がっています。そして業界内に留まらずもっと、もっと、可能性が広げられると信じています。
    会計ファイナンス人材の可能性を広げるためには、各分野で活躍しているトップランナーの世界観や、仕事に対する向き合い方、マネジメントの仕方、専門能力の磨き方など、ビジネスシーンで本当に大きな価値を出すための様々な視点を1つでも吸収することが大事だと思っています。

    CPAエクセレントパートナーズグループは多くのトップランナーの方と触れ合う機会創出を目指してきましたが、集大成がこのカンファレンスです。

    超豪華!20セッションのハイライト

    本カンファレンスでは、各分野のプロフェッショナルによる20のセッションが行われました。本ページでは、各セッションのハイライトを一足先に公開!当日の貴重なディスカッションやインサイトをまとめたセッションレポートは現在準備中です。公開次第、当社公式サイトにてお知らせいたしますので、今しばらくお待ちください!

    13:00-13:55

    A1. CEOとしてのキャリアの魅力と可能性

    登壇者:
    国見 健介(CPAエクセレントパートナーズ株式会社 代表取締役)
    荒井 邦彦(株式会社ストライク 代表取締役社長)
    坂本 壽男(株式会社串カツ田中ホールディングス 代表取締役社長)
    柴田 裕亮(株式会社エアトリ 代表取締役社長 兼 CFO)
    山田 雄一郎(株式会社トリプルアイズ 代表取締役)

    会計士出身の5名のCEOが登壇した本セッション。会計に強みを持ち、企業のトップとして舵を取るリーダーたちのリアルな経験から「CEOとしてのキャリアの魅力や課題」「会計士だからこそ発揮できる強み」などが熱く語られました。

    <主なトピック>
    ・CFOからCEOへのキャリアアップ
    ・会計ファイナンスの専門知識の活用方法
    ・起業のすすめ
    ・会計ファイナンス人材の可能性
    ・ネットワーキングの重要性

    B1.VCとしてのキャリアと今後の可能性

    登壇者:
    瀬戸山 広樹(ジャフコグループ株式会社 ビジネスディベロップメント部プリンシパル)
    石倉 壱彦(株式会社Akatsuki Ventures 代表取締役社長)
    神先 孝裕(株式会社ケップルグループ 代表取締役CEO)
    坂 祐太郎(ジャフコグループ株式会社 投資部・パートナー)
    堺 敦行(南都キャピタルパートナーズ株式会社 代表取締役社長)

    現役および元会計士・VC(ベンチャーキャピタリスト)が登壇し、会計士のキャリアとしてのVCの可能性や、VCに求められるスキル、資金調達のリアル、地方創生におけるVCの役割、そして未来のVC人材に必要な素養が議題となりました。
    特に、会計士の強みを活かした、財務管理を超えた経営支援の視点について多く語られました。

    <主なトピック>
    ・会計士の強みの活かし方
    ・VCとしての成功の秘訣
    ・VCの社会的意義と地域創生への貢献
    ・VC業界を目指す会計士へのメッセージ

    C1.経理部長・管理部長としてのキャリアの魅力

    登壇者:
    眞山 徳人(CPAエクセレントパートナーズ株式会社CPAラーニング事業部チーフプロデューサー)
    葛西 一成(CPAエクセレントパートナーズ株式会社CPAラーニング講師)
    佐竹 亮(五常・アンド・カンパニー Head of Accounting and FP&A)
    白井 敬祐(白井敬祐公認会計士事務所代表社員)
    土屋 裕之(株式会社ヴァレオジャパン(市光工業株式会社)SSCファイナンスコントローラー)

    現役および元経理部長・管理部長の方々が登壇し、経理・管理職の役割の変化や、経営に近いポジションとしての戦略的な関わり方、ピープルマネジメントの課題、給与と責任のバランス、キャリアパスの選択肢について議論しました。

    <主なトピック>
    ・経理、管理職の役割の変化
    ・経理部長、管理部長に求められるスキル
    ・給与と責任のバランス
    ・キャリアの選択肢
    ・ピープルマネジメントの課題と重要性

    D1.社外役員・常勤監査役としてのキャリア

    登壇者:
    黒坂 卓司(一般社団法人ベンチャー監査役協会 代表理事)
    桂 真理子(KMTパートナーズ株式会社 代表取締役)
    國立 英治(株式会社Grand Central 常勤監査役)
    田上 沙織(株式会社クラダシ 常勤監査役)
    福島 史之(株式会社kubell 取締役(監査等委員))

    現役の社外役員および常勤監査役が登壇し、監査法人やスタートアップ、上場企業での経験をもとに、役員としての役割や求められるスキルや経営への貢献について議論しました。特に、女性役員のキャリア形成や経営者視点の重要性、会社法やファイナンスの知識の必要性に焦点が当てられ、今後の監査役・社外役員のあり方についても議論が行われました。

    <主なトピック>
    ・社外役員・常勤監査役になった経緯
    ・監査役・社外役員の魅力
    ・女性のキャリアとしての監査役・社外役員
    ・必要なスキル・知識
    ・役員としての課題
    ・今後のキャリア展望

    14:10-15:05

    A2. AI時代における監査の未来

    登壇者:
    山本 健太郎(株式会社SoVa 代表取締役)
    久保田 正崇(PwC Japan有限責任監査法人 代表執行役)
    松岡 俊(株式会社マネーフォワード 執行役員グループCAO)
    齋藤 雅司(有限責任監査法人トーマツ リスクアドバイザリー事業本部 パートナー)
    横山 雄一(太陽有限責任監査法人 業務推進室 室長)

    監査法人や事業会社の専門家が登壇し、AIが監査を補助するだけの存在なのか、それとも監査そのものを変革する存在となるのか、深く議論が行われました。
    AIが支配する未来に監査法人はどう対応すべきかなどを中心に語られ、AI時代の監査に興味がある方が多く集まりました。

    <主なトピック>

    ・AIがもたらす監査の変革
    ・データ標準化の課題
    ・AI導入におけるリスクとガバナンス
    ・将来の会計ファイナンス人材に求められるスキル

    B2.CXOとして活躍する人が実践していること

    登壇者:
    御林 洋志(株式会社Clear 取締役)
    石川 桂太(株式会社エアークローゼット airClosetディヴィジョン ディレクター(事業責任者))
    武地 健太(フリー株式会社 常務執行役員 CSO)
    永田 暁彦(UntroD Capital Japan株式会社 代表取締役)
    羽原 康平(株式会社GENDA 取締役CSO)

    スタートアップや上場企業のCXOとして活躍する経営者が登壇し、CXOとしてのキャリアの築き方や、組織を動かすために必要なスキル、そしてリスクを取りながら成長するための考え方について、具体的な事例を交えて議論されました。非常に実践的な内容で、CXOを目指す人はもちろん、会計士やCFOとしてキャリアを広げたい人にとって有意義な時間となりました。

    <主なトピック>
    ・CXOとしての強みと哲学
    ・CXOになったきっかけや背景
    ・CXOの挑戦と失敗からの学び

    C2.プロフェッショナルとしてのキャリアの可能性

    登壇者:
    菊池 諒介(プルデンシャル生命保険株式会社 東京第三支社 コンサルティング・ライフプランナー)
    浅野 雅文(株式会社Collegia International 代表取締役)
    尾下 大介(CrossOver法律事務所 代表弁護士(公認会計士))
    武田 雄治(武田公認会計士事務所 代表)
    松下 剛士(野村證券株式会社 IBプライベート・ビジネス推進部 エグゼクティブディレクター)

    公認会計士資格を活かして多様なキャリアを歩んできた登壇者が集まり、専門性の活かし方、転職や独立のリスクと可能性、キャリア形成における偶然性の重要性について議論しました。会計士としてのスキルを土台に、弁護士、企業経営、金融、コンサルティングなど異なる分野で活躍する事例を通じて、自分らしいキャリアを築くための視点を提供しました。また、ワークライフバランスや健康管理の重要性にも触れ、持続可能なキャリアを形成するための実践的なヒントが共有されました。

    <主なトピック>
    ・会計士資格を活かしたキャリアの選択肢と転身の経緯
    ・リスクテイクと独立の決断
    ・仕事のやりがいと専門性の追求
    ・偶然性とキャリア形成の関係性
    ・ワークライフバランスと健康管理
    ・成功の定義と働き方の選択
    ・今後の展望

    D2.M&A業務の最前線と未来の可能性

    登壇者:
    中園 隼人(CPAキャリアサポート株式会社 代表取締役)
    岩橋 宏幸(ユニヴィスグループ 大阪支社長/名古屋支社長)
    作田 隆吉(オーナーズ株式会社 代表取締役)
    吉田 和樹(株式会社ACROVE 執行役員)
    清信 妙華(日本M&Aセンター コンサルタント)

    M&A業務の最前線で活躍する専門家が登壇し、日本のM&A市場の現状と成長可能性、特に中小企業の事業承継問題やロールアップ戦略の活用について議論しました。
    M&Aにおける会計士の役割や、PMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)の重要性、M&A成立を阻む課題、さらに地方市場におけるM&Aの普及やPEファンドの影響についても意見が交わされました。

    <主なトピック>
    ・2024年のM&A市場の動向
    ・中小企業のM&Aと事業承継問題
    ・M&A業務の多様なプレイヤー
    ・M&Aにおける財務・会計士の役割
    ・M&Aの課題とトラブル事例
    ・M&A市場の未来

    A3.上場後に活躍するCFOの実態に迫る

    登壇者:
    丸尾 浩一(株式会社Major7th 代表取締役)
    清水 敬太(株式会社LIFE CREATE 取締役副社長 CFO)
    寺田 修輔(株式会社Dual Bridge Capital 代表パートナー)
    安田 昌史(GMOインターネットグループ株式会社 取締役グループ副社長執行役員・CFO(公認会計士)グループ代表補佐)
    栁澤 孝旨(株式会社ZOZO 取締役副社長兼CFO)

    投資銀行業務のプロ、現役および元CFOの方々が登壇し、企業の成長を支える戦略家としてCFOに求められる役割やスキルセット、投資家との関係性、不足しているCFOをどのように生み出すか、また上場企業CFOの役割と課題について議論しました。

    <主なトピック>
    ・IR活動、資本政策、M&A戦略、株主還元といった上場企業CFOの役割
    ・上場後の企業価値向上
    ・CFO人材の育成
    ・企業の成長戦略

    B3.素敵なお金の流れが創る最前線に迫る

    登壇者:
    渡邉 淳(公認会計士渡邉淳事務所 代表)
    五十嵐 剛志(株式会社グロービスKIBOW 社会投資ファンド・インベストメントプロフェッショナル)
    岡本 拓也(㈱LivEQuality大家さん/認定NPO法人LivEQuality HUB代表取締役社長/代表理事)
    鎌田 恭幸(鎌倉投信株式会社 代表取締役社長)
    三浦 美樹(一般社団法人 日本承継寄付協会代表理事)

    社会課題を解決するための新しい資金の流れについて、インパクト投資、アフォーダブルハウジング、社会的課題解決型投資、遺贈寄付などの手法が紹介され、それぞれのアプローチで資本市場の枠を超えた社会貢献の可能性が示されました。
    また、投資と寄付の融合、企業とソーシャルセクターの連携など、お金の流れを変えることで社会をより良くする方法が議論されました。

    <主なトピック>
    ・社会を変える新しいお金の流れ
    ・ソーシャルファイナンスの重要性と始め方
    ・会計ファイナンススキルがもたらす社会貢献

    C3.プロフェッショナルファームのやりがいと可能性

    登壇者:
    俣野 和仁(税理士法人BlueWorksTax 代表社員)
    内山 隆太郎(東京共同会計事務所 代表パートナー)
    仙石 実(南青山税理士法人 代表社員)
    廣渡 嘉秀(株式会社AGSコンサルティング 代表取締役社長)
    前川 研吾(RSM汐留パートナーズ株式会社 代表取締役社長CEO)

    複数の会計事務所の代表者が、それぞれのキャリアパス、事務所の特色、成功の秘訣、そして直面した困難につい会計業界で活躍するリーダーが登壇し、プロフェッショナルファームのやりがいと可能性について議論しました。また組織の成長戦略、専門性を活かした差別化、AIの活用といった業界の変化に対応する方法が共有され、今後の展望についての意見交換も行われました。

    <主なトピック>
    ・各登壇者のキャリアパス、独立後に選んだ業務領域、事務所ごとの特色
    ・プロフェッショナルファームの組織化と成功の秘訣
    ・組織成長における課題
    ・労働集約型ビジネスの課題と挑戦
    ・AIやテクノロジーの活用と未来
    ・プロフェッショナルファームの今後の展望
    ・若手会計ファイナンス人材へのメッセージ

    D3.IPO監査の現状と未来の在り方

    登壇者:
    潮田 一成(株式会社シンコペーション 代表取締役)
    齊藤 直人(EY新日本有限責任監査法人 企業成長サポートセンター/センター長)
    坂井 知倫(有限責任 あずさ監査法人 常務執行理事/企業成長支援本部長 パートナー)
    鈴木 真一郎(ESネクスト有限責任監査法人 理事長 パートナー)
    只隈 洋一(有限責任監査法人トーマツ パートナー IPO監査事業部長)

    IPO監査の専門家が登壇し、IPO監査の現状と課題、企業の成長を支える監査法人の役割、IPO後の成長戦略としてのM&Aの活用、そして会計ファイナンス人材に求められるスキルの変化について議論しました。特に、スモールIPOの課題、会計不正リスクの管理、グローバル基準への適応、IPO監査の専門人材育成の重要性が指摘され、監査法人が単なる審査機関ではなく、企業の成長を支援するパートナーとしての役割を果たすべきであるという認識が確認され、IPO監査の未来について白熱した議論が行われました。

    <主なトピック>
    ・スモールIPOの問題点、会計不正リスク、監査法人の報酬問題などのIPO監査の現状と課題
    ・M&Aの活用と企業成長の促進
    ・IPO監査に求められるスキルの変化
    ・IPO市場の今後の方向性
    ・会計不正の抑制策
    ・IPO監査人材の確保と育成
    ・IPO後の成長戦略としてのM&A推進

    A4.専門家が経営で価値を出すために大切な要素は

    登壇者:
    小川 周哉(TMI総合法律事務所 パートナー弁護士)
    大庭 崇彦(株式会社テトラワークス 代表取締役)
    仮屋薗 聡一(グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社 共同創業パートナー)
    野口 真人(株式会社プルータス・コンサルティング代表取締役 社長)
    元榮 太一郎(Authense Consulting 株式会社代表取締役/弁護士ドットコム株式会社 代表取締役社長兼CEO/弁護士法人Authense法律事務所 代表弁護士CEO)

    経営において価値を生み出すために必要な要素について、弁護士、会計士、ベンチャーキャピタリストなどのプロフェッショナルが集い、議論が行われました。各登壇者は自己紹介を交えつつ、専門性を高める方法やその活かし方について語られました。

    <主なトピック>
    ・専門家が発揮する経営者としての価値
    ・経営をするうえで苦労したこと
    ・専門性を高めるための具体的なアプローチや考え方
    ・キャリアの転機や、キャリアを通じて大切にしている価値観
    ・専門家が信頼関係を構築するうえで重要なこと

    B4.CFOとしてのキャリアの魅力とやりがい

    登壇者:
    諸見里 卓(株式会社mov 執行役員CFO 兼 コーポレート本部長)
    金坂 直哉(株式会社マネーフォワード 取締役グループ執行役員CSO マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社 代表取締役)
    関 威(SEKI会計事務所 代表)
    波多野 佐知子(株式会社じげん 取締役 執行役員)
    徳光 悠太(株式会社スペースマーケット 代表取締役執行役員CSO)

    金融機関や監査法人出身者、スタートアップ経験者など様々な経歴を持つCFO経験者が登壇し、自身のキャリアパスやCFOになったきっかけ、仕事の面白さについて語りました。
    また、「CFOの役割」としては資金調達、M&A、企業の成長戦略の推進、「グローバル企業でのキャリアを広げる要素」としては英語や金融工学の習得が挙げられるなど、CFOのキャリアを飛躍させるヒントが多く議論されました。

    <主なトピック> 
    ・会計知識を活かしたキャリアアップ
    ・CFOとしての失敗談や成功体験
    ・CFOの役割と求められるスキル
    ・CFOのやりがい
    ・これからCFOを目指す人へのアドバイス

    C4.コンサルとしての価値と未来への展望

    登壇者:
    宮崎 良一(ブリッジコンサルティンググループ株式会社 代表取締役CEO)
    江戸川 泰路(EDiX Professional Group 江戸川公認会計士事務所 代表パートナー)
    土谷 祐三郎(サイバーソリューションズ株式会社 執行役員ファイナンス担当)
    豊田 康一郎(株式会社経営共創基盤 マネージングディレクター)
    中村 宏(株式会社AGSコンサルティング 取締役)

    現役および元コンサルタントが登壇し、コンサルティング業界の価値と未来について議論が行われました。AIの進化による業界の変化、コンサルタントに求められるスキルセットやキャリア構築、事業会社経験の重要性、経営者との関係構築の必要性など、登壇者のご経験を踏まえた将来の展望とあるべき姿についても意見交換が行われました。

    <主なトピック>
    ・キャリアの満足度と振り返り
    ・「積み上げ型」vs.「逆算型」キャリア構築の方法論
    ・AIと自動化の影響
    ・コンサル市場の変化
    ・今後のコンサルタントに求められるもの
    ・若手に向けたアドバイス

    D4.女性としてのキャリアの選択肢と可能性

    登壇者:
    鈴木 聡子(フォースタートアップス株式会社 専門役員)
    北野 千穂(大和証券株式会社 プライベート・コーポレート第一部長)
    栗林 利紗(株式会社Ri-speKt/栗林利紗公認会計士事務所 代表取締役)
    松本 めぐみ(Star Compass株式会社 代表取締役)
    森本 千賀子(株式会社morich 代表取締役)

    多様な業界で活躍する女性リーダーが登壇し、女性のキャリア選択における転機や意思決定、外部環境の変化への対応方法が意見交換されました。管理職への挑戦やリーダーシップの在り方、仕事とプライベートの両立、組織文化の変革の必要性に焦点を当て、心理学や会計知識を活かしたキャリア構築など、登壇者の経験談を踏まえて、取るべきアクションのアドバイスも行われました。

    <主なトピック>
    ・キャリアの選択と転機
    ・女性のキャリアを取り巻く環境の変化
    ・企業文化の変革の必要性
    ・女性としてのキャリア形成で意識すべきこと
    ・仕事とプライベートの両立
    ・自分の心を満たすことの重要性
    ・夢を持ち、挑戦することの大切さ

    A5.監査制度の未来と監査法人の役割

    登壇者:
    国見 健介(CPAエクセレントパートナーズ株式会社 代表取締役)
    井野 貴章(PwC Japan有限責任監査法人 会長)
    片倉 正美(EY新日本有限責任監査法人 理事長)
    手塚 正彦(一般財団法人会計教育研修機構 理事長)
    南 成人(仰星監査法人 理事パートナー 公認会計士)

    セッションでは監査業務が果たす社会的信頼の重要性、AIやデジタル技術の進化による業務の変化、若手会計士のキャリアパス、監査法人の人材育成と組織改革、そしてESG監査などのテーマが扱われ、監査制度の未来と監査法人の役割について議論が行われました。

    <主なトピック>
    ・監査業務のやりがいや意義、魅力
    ・AI技術とデジタル化の影響や規制の厳格化
    ・監査業務の変化と課題
    ・若手会計士のキャリアと監査法人の課題
    ・ESG(環境・社会・ガバナンス)監査の拡大や新たな領域への挑戦
    ・監査法人の組織改革

    B5.様々なIPO関連企業の役割と活用時期

    登壇者:
    丸尾 浩一(株式会社Major7th 代表取締役)
    池川 忍(大和証券株式会社 公開引受第一部/部長)
    池村 隆司(三井住友信託銀行 理事イノベーション企業推進部長)
    倉本 敬治(株式会社SBI証券 執行役員常務 公開引受部長)
    堀江 秀治(宝印刷株式会社 企業成長支援部 執行役員)

    証券会社、信託銀行、証券印刷会社などIPO関連企業のトップランナーが登壇し、IPOプロセスにおける各企業の役割、IPO後の成長の重要性、そして市場の課題について議論が行われました。
    特に、成長戦略としてのIPOのあり方や、スモールIPOの課題、スイングバイIPOの可能性やIPO人材の確保と育成の重要性についても意見が交わされました。

    <主なトピック>
    ・IPOに関わる各企業の役割
    ・IPO後の成長の重要性やスモールIPOの是非
    ・スイングバイIPOなど、新しいIPOの形態
    ・各企業視点で語るIPO業務の魅力
    ・IPO市場の課題
    ・各企業の採用とIPO関連人材ニーズ

    C5.資本政策・資金調達における成功の秘訣

    登壇者:
    石神 直樹(株式会社UPSIDER Capital 代表取締役)
    天野 賢司(あいわ税理士法人 パートナー 税理士)
    伊藤 駿(株式会社ログラス CFO)
    岡田 広(株式会社プルータス・コンサルティング 専務取締役)
    武藤 健太郎(newmo株式会社 共同創業者 / 取締役CFO)

    現役CFOおよび財務専門家が登壇し、企業の成長を支える資本政策と資金調達の最適解について議論しました。また資金調達の優先順位の設定、資本政策における致命的なミスとその回避策、そして現在の市場環境を踏まえた最新トレンドの深掘りもなされました。CFOに求められるのは、単なる財務管理ではなく、事業成長を支える戦略的な意思決定と、資本市場を見据えたファイナンス戦略の構築であることがメッセージとして展開されました。

    <主なトピック>
    ・資金調達の目的と優先順位
    ・資金調達の方針の違い
    ・資本政策の失敗事例と回避策
    ・資本市場の変化や今後の資本政策に影響を与える最新トレンド

    D5. 管理会計の進化:ファイナンスの新しいアプローチとの融合

    登壇者:
    小西 晋也(米国管理会計士協会(IMA) 日本支部 エンゲージメント担当バイスプレジデント)
    石橋 善一郎(米国管理会計士協会(IMA) 日本支部 日本支部 President)
    小渕 貴裕(豊田通商株式会社 営業経理部アフリカ経理グループ・グループリーダー)
    鎗田 良信(株式会社日本代替投資研究所 代表取締役)
    Mike DePrisco(IMA(管理会計士協会)会長兼CEO)

    FP&A(財務計画&分析)の役割やCFOの必要性、AI活用の可能性について専門家が議論しました。日本企業におけるFP&A導入の遅れや管理会計の活用不足が企業価値向上の課題であることが指摘され、今後の改善策の提言が行われました。CMA(公認管理会計士)の育成強化やAIを活用した財務管理の高度化が提案され、2025年6月からのCMA試験の日本語対応など、日本企業の価値向上に向けたCMAの取り組みも共有されました。

    <主なトピック>
    ・日本企業におけるFP&A(財務計画&分析)導入の遅れ
    ・アメリカとの比較や日本企業の課題
    ・USCMA(公認管理会計士)の役割と今後の展望
    ・AIとファイナンスの融合
    ・管理会計の進化とFP&Aの重要性
    ・2025年6月から日本語で受験可能になるCMA試験

    ネットワーキングスペースの様子

    会場内B5ホールに設けられたネットワーキングスペースでは、登壇者を含むトップランナーと参加者同士が活発に交流する姿が見られました。業界の専門家や企業関係者同士の情報交換も行われ、会計ファイナンスの未来についての議論が交わされる場面もありました。また、参加者だけでなくビジネスマッチングやスポンサー企業との交流も行われる有意義な場となりました。

    スポンサーブースのご紹介

    今回の「会計ファイナンス人材Conference2025」は、30社以上の企業様にスポンサーとなっていただきました。スポンサー企業が設けたネットワーキングスペース内のブースは、業界の未来を担う企業様や来場者と出会う新たな可能性を生み出す場として大盛況となりました。

    <ダイヤモンドパートナー>
    株式会社AGSコンサルティング
    Authense Consulting株式会社
    ESネクスト有限責任監査法人
    EY新日本有限責任監査法人
    IMA®
    株式会社LayerX
    株式会社ログラス
    PwCJapan有限責任監査法人
    TMI総合法律事務所
    UWorld
    株式会社オービックビジネスコンサルタント
    株式会社ストライク
    フリー株式会社
    株式会社プルータス・コンサルティング
    株式会社マネーフォワード
    株式会社経営共創基盤
    三井住友信託銀行株式会社
    太陽有限責任監査法人
    東京共同会計事務所
    南青山アドバイザリーグループ
    一般社団法人日本承継寄付協会
    株式会社LivEQuality大家さん

    <ゴールドパートナー>
    ユニヴィスグループ
    あいわ税理士法人
    みらいコンサルティンググループ
    有限責任監査法人トーマツ
    宝印刷株式会社
    BlueWorksGroup
    CrossOver法律事務所
    南富士グループ
    株式会社SoLabo
    株式会社テトラワークス
    グローウィン・パートナーズ株式会社

    参加者の声

    カンファレンスに参加した方々の声を一部ご紹介します。

    「最新の財務戦略について学べたのが非常に有益だった」
    「AIやデータ活用の話が印象的で、すぐに実務に活かせそう」
    「会計業界の未来について深く考えるきっかけになった」
    「視座の高いセッションの数々に、とても刺激を受けた」
    「会計・ファイナンスが社会の基盤となっていることを改めて実感し、自身の業務を誇らしく思えた」
    「想像より大規模なイベントでとても驚いた」
    「普段関わらない業種の方々と新しい交流を生むことができた」

    「会計ファイナンス人材Conference2025」まとめ

    「会計ファイナンス人材Conference2025」は会計ファイナンスのトップランナーやプロフェッショナルが集まり、会計ファイナンスの未来への議論と創造の場となりました。業界の新時代を築くには、会計ファイナンス人材一人一人の力が必要です。


    「すべての会計ファイナンス人材は、ビジネスの、社会の、人生の『経営戦略家』になれる。」

    これからもCPAエクセレントパートナーズ株式会社は、会計ファイナンス人材の成長を支援し、業界の発展に貢献していきます。

    最新情報はX(@conference_CPA)でも発信してまいりますので、フォロー&チェックをお願いいたします。

    新着記事

    LBOとは

    2023/01/10

    LBOとは
    モヤカチ

    2021/07/05

    モヤカチ
    問題解決

    2021/07/05

    問題解決
    PEとVCの違い

    2021/05/10

    PEとVCの違い

    新着記事をもっと見る