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公開日:2023/11/12

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【イベントレポート】≪大阪開催≫ IPOを目指すスタートアップ企業における 会計人材の働き方

イベント概要

こんにちは!CPA大阪梅田校チューターの川上です!

10/10(火)はCPASS関西が大阪商工会議所様と共同でキャリアイベントを実施しました!

会計士を含む会計人材には多くのキャリアの選択肢がありますが、その中でも「スタートアップ企業の中核として働いてみたい」という方も多いと思います。かくいう私も、バリバリ働いて、企業と共に成長していくことができるCFOや財務・管理部長といったポジションに漠然とした憧れがあります!

しかし、スタートアップ企業と関わりのない人にとって、「スタートアップ企業で、会計人材はどういったことが求められているのか?」「実際に働くとなった場合の業務内容は?」「そもそも関西でスタートアップ企業ってどんな企業があるのか?」等、様々な疑問が尽きないことだと思います。

今回のイベントでは、このような疑問を抱える会計士及び会計の勉強をされている方を対象に、東京証券取引所の田村満さんや、今を時めくスタートアップ企業の方々をゲストにお招きし、「IPOを目指すスタートアップ企業における会計人材の働き方」について、対談及び登壇していただきました!

本イベントは2部構成となっており、第1部では東京証券取引所でIPOを目指す様々な企業をサポートされてきた田村さんと、実際にスタートアップ企業での勤務経験があり、現在もスタートアップ企業に対して幅広く支援を行っているCPASS関西の梶原さんに〈スタートアップにおける会計人材の働き方〉について対談していただきました。

第2部では、実際にIPOを目指しているスタートアップ企業3社の方にピッチを行っていただくと共に、どのような会計人材を必要としているのかについてもご説明いただきました。

今回のイベントレポートでは、そのイベントの様子の一部を皆様に共有したいと思います!

第1部 ご登壇者様のプロフィール

講師

司会進行

第1部 対談内容

第1部では以下の4つのテーマに関して対談を行っていただきました。

①スタートアップにおける会計人材のキャリアと働き方
②スタートアップにおけるCFOの役割・特徴
③CFO以外の会計人材の活躍の場
④会計人材がスタートアップで働くメリット/デメリット

以下、それぞれの内容を大まかではありますがお伝えしていきます。

①スタートアップにおける会計人材のキャリアと働き方

一般の事業会社と同様に、スタートアップにおける会計人材の主なキャリアは経理・財務が多いようです。ただ、管理部門の人員は少ない傾向にあり、経理や財務以外の業務を担当することも珍しくないとのことです。梶原さんは、人事・労務・法務・総務・経営企画などの実務もされていたそうです。

働き方としては、フレックス制やリモートワークを取り入れているところが多く、一般の事業会社に比べて柔軟な働き方ができることが多いようです。ただ、IPO準備フェーズなどにおいては、日常業務に加えてIPO準備の業務を行う必要があり、労働時間は長くなる傾向があるとのことでした。

②スタートアップにおけるCFOの役割・特徴

会計人材がスタートアップで目指す王道キャリアのCFOですが、ファイナンス以外にも様々な業務を行うことがあるようです。多いケースとしては管理部門業務ですが、COOのように事業サイドの業務を行うケースもあれば、CHROのように組織づくりを行うケースもあるようです。CFOのミッションは企業価値の最大化であるため、そのためにできることを何でもやるというのがスタートアップCFOの特徴のようです。

③CFO以外の会計人材の活躍の場

数字に強く、会計に関する豊富な経験とスキルのある会計人材であればCFO以外にも活躍の場はたくさんあるそうで、例えば「会計的な知識を経営戦略に生かしている企業は強い」という考えの下、経営管理の企画部門に会計人材を入れている企業もあるのだとか。

また、IPO準備の際には、内部統制やガバナンスといった知識を有している会計人材は非常に重宝されるそうです。

会計といえば、経理や財務をイメージしがちですが、それ以外のポジションでも会計の知識やスキルを活かすことができ、この汎用性の高さこそ、会計人材の一番の魅力のように感じました。

④会計人材がスタートアップで働くメリット/デメリット

会計人材がスタートアップに必要な人材であることは上で述べた通りですが、実際にスタートアップで働くとなったときに、大手監査法人等の他の労働環境と比較して良い面、悪い面がやはりでて来ることと思います。対談で田村さん、梶原さんがおっしゃっていたメリット/デメリットを下記にまとめてみました。

【メリット】

・会社が急成長できるのを間近で見ることができ、仕事にやりがいを感じることができる。

・会社全体を見る力を養うことができる、人脈を広げることができる等、他では得ることができないスキルを得ることができる。

【デメリット】

・労働時間が長くなりがちで、IPO準備の際は特に忙しい

・泥臭い仕事が多い

やはりスタートアップは監査法人等と比べても長時間労働になりがちだそうです。しかし、やりがいをもって圧倒的に成長できる環境でもあります。スタートアップで働く前に一度、このメリットデメリットを比較し自分の価値観と照らし合わせることが必要だと感じました。

第2部 スタートアップによるピッチ

第2部では下記の三社様にピッチを行っていただきました。

・リージョナルフィッシュ株式会社 様

https://regional.fish/

・株式会社グッドニュース 様

https://www.goodnews.biz/

・株式会社エネコートテクノロジーズ 様

https://enecoat.com/

細かいピッチ内容に関しましては、企業秘密の部分でもありますので、ここでは詳細は割愛させていただきます。

それぞれの企業が求める会計人材としては

・プロフェッショナリズムを持っている人

・柔軟で行動力のある人

・マネジメントだけでなくプレイヤーとしても動ける人

・人柄の良い人

等があげられました。自ら求められる人材となるために各企業様がおっしゃっていたことを日々意識して業務にあたる必要があると感じました。

交流会

ピッチの後に交流会を実施しました。

参加者様同士で情報交換を行ったり、登壇者の方に追加で質問を行ったりと大変有意義な時間となりました!

最後に記念撮影を行い、今回のイベントを終了しました。

※HPおよびSNSへの写真掲載の許可は頂いております。

自分自身、スタートアップのピッチというものを聞くのが初めてだったのですが、スタートアップで働くことにさらに興味が湧きました。また、スタートアップに対する見識も深めることができ、とても良いイベントになりました。

CPASS関西では今回のように会計士のキャリアに役立つイベントを随時開催しております!

興味を持たれた方は次回以降のイベントにぜひご参加ください!

次回以降のイベントに関しては当HP及びCPASS関西公式LINEにてアナウンスいたしますので、ぜひご登録の程よろしくお願いします!

この記事を書いた人

「人と繋がり、可能性を広げる場」CPASSを運営するスタッフ達です。CPASSメンバーは、20~40代まで幅広い年齢層の公認会計士達を中心に、キャリア支援のプロフェッショナルなど様々なバックグランドを持つメンバー達で構成されています。「絶対に会計人達の役に立つ情報発信する」、「CPASSにしか出せない価値を提供する」をミッションとして集まった熱いメンバー達です。CPASS独自の視点からの見解を是非、楽しんでください。

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