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公開日:2022/08/13

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【イベントレポート】 CFOはもう古い?! CPAが目指すべきCIFO像とは?

イベント概要

こんにちは。CPASSメンバーの山田智博です。

2022年7月22日(金)にCPASS LOUNGEにてグローウィン・パートナーズ株式会社様(以下、グローウィン・パートナーズ)ご協力のもと「CFOはもう古い?!CPAが目指すべきCIFO像とは?」を開催いたしました。

当イベントでは、グローウィン・パートナーズ代表取締役 CEOの佐野様にご登壇いただき「いまCFOに求められるITの知見」について詳しくお話いただいています。

その後、加藤様よりグローウィン・パートナーズ様の実際のコンサルティングの事例紹介を行い、交流会を実施しました。

お二方は、監査法人で培った経験を、ズバリ!“コンサルティングで事業会社に還元していく”ことを体現しているように感じられ、お話を聞いていた私は目から鱗でした。

このイベントレポートではそんなグローウィン・パートナーズ様のセミナーについて、プレゼン内容の一部をご紹介いたします。

INDEX

①ご登壇者のプロフィール
②セミナーの内容紹介
③最後に

① ご登壇者のプロフィール

グローウィン・パートナーズ株式会社
代表取締役 CEO
佐野 哲哉 様


グローウィン・パートナーズ株式会社
Accounting Tech部 部長
加藤 智紀 様

② セミナーの内容紹介

事前のイベント告知にも記載があった通り、セミナーでは主に以下の内容をテーマにお話いただきました。

■今CFOに求められるITの知見について
■企業に情報システム部門は必要なのか?
■監査法人時代に経験して良かったこと

このレポートをご覧になっている皆様は、“CFOは何をすべき?”と問われたら、どんな内容を思い浮かべるでしょうか。
財務・経理・税務などが出てくる方が多いですよね。

確かにこの3つは一般的なCFOのイメージかと思いますが、これは、狭義のCFOで多くの会社では主に経理・財務部長が担当しています。

では、本題に戻ります。

“CFOは何をすべきなのか”

それは、
『経営情報を整理し、会社の意思決定のサポートをすること』
だとこのイベントを通して、理解しました。

CFOが経営情報を整理するためには、上述した財務経理のみならず、経営企画や法務総務、人事労務なども統括すべきです。
つまり、経営企画及び管理部門全般の統括を通じて、経営情報を整理し、会社の意思決定に資すること、ひいては、企業価値の向上を目指すこと、これがCFOのあるべき姿なのだと私自身は解釈しました。

近年では、現代の技術発展に伴い、PCは当たり前のこと、SaaSシステムなどもどんどん進化し、全ての部門に基本ITが絡んでいる状況になっています。
つまり、情報システムが部門横断的に走っている状況が生まれているのです。

何が言いたいかというと、こういった技術を利用して会社を経営する以上、現代のCFOは部門ごとの情報の整理ではなく、情報システムの理解を通して、商流などの会社の業務ごとにどのような情報がどういったシステムから吐き出されるかを知ることが肝要だということです。

“社内からどのような情報を引き出せるか”を理解しているからこそ、意思決定をサポートするために利用したいデータなどにすぐアクセスできるからです。

この他にも、
「コンサルティングを会社にするためには、事実を確認し、可視化することが大事だということ」
「その素養は監査法人時代に身に付けるチャンスがいくらでもあったということ」
「今監査法人で働けるとしたらどんなところをポイントとしてみるか」
などためになるお話が多く、私自身かなり勉強になりました。

グローウィン・パートナーズ様の事例紹介についても、業務時間を年間6,000時間削減したコンサルティングの事例などを詳しく解説されていて、有料級のお話だと感じました。

とても勉強になりますので、ご興味持たれた方は、今後も同様のイベントを開催する予定ですので、グローウィン・パートナーズ様とのイベントにぜひご参加ください!

③ 最後に

このイベントに出て思ったことは“グローウィン・パートナーズ様が提供しているサービスは、公認会計士が監査法人で経験を積んだ後に出せるバリューそのものだな!”ということです。

事例紹介を通して、実際に監査法人で積んだ経験を活かして、どのようにコンサルティングし、会社を変えられるかを目の当たりにしました。

仮に、ITとJ-SOXを理解し、次のⒶ~Ⓒをこなせるようになったら、どんな会社からも引く手あまたのニーズがあるだろうなと感じました。そもそも、コンサルが楽しくて仕方なくなりそうですよね(笑)。

Ⓐ 会社の業務内容をフローチャートに落とし込むこと
Ⓑ 落とし込んだフローチャートの中にある非効率を見つけること
Ⓒ 見つけた非効率について、IT等を利用して、業務改善方法を思案し、提案すること

また、J-SOXへの理解や会社に適用するITシステムへの理解は、監査法人所属の会計士だからこそタッチできる先端のノウハウであることや、これらの知見は国内問わずグローバルでも活きることを再認識する良い機会でした。

J-SOXが汎用性高く大事だという類の話は、正直よく耳にはするものの、今までは具体までの解像度が低かったです。しかし、今回実際の事例とかけ算していただいたことで、いつもよりイメージが湧き、今後もキャッチアップしていきたいと心から思えました。

最後に、登壇者のお二方が会計士という資格をこよなく愛していることがとても印象的でした(笑)。そんなお二方と交流会にて、ざっくばらんに交流できたこともイベントに参加してよかったと思えるポイントでした。

CPASSでは、『一人ひとりの公認会計士が人生の可能性を広げ、より豊かなキャリアと人生を歩むことを生涯にわたって支えていくコミュニティー』を皆様と一緒に創ることを目指して、イベントの企画をはじめとした日々の活動を行っております。

CPASSでは、このようなイベントを随時開催しているので、興味関心を持たれた方はぜひ次回のイベントに参加してみてください。


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