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公開日:2024/03/13

公認会計士の多様なキャリアを支え50年以上!代表世話人の齊藤公彦、加藤賢が語る「公認会計士清風会」のこれから!

    1.おふたりのご経歴

    齊藤 公彦氏(公認会計士清風会第50期代表世話人)の経歴

    慶應義塾大学経済学部卒業後の2002年に公認会計士第2次試験に合格し、監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)のトータルサービス部に在籍して、IPO準備企業を始めとするベンチャー企業に対する監査業務やコンサルティング業務、財務DD等の幅広い業務に従事しました。

    途中2年ほど新日本製鐵㈱に出向して、旧住友金属工業㈱との経営統合関連業務や約500社のグループ企業の管理業務を経験しました。トーマツに帰任して監査業務の不正案件を経験した後、2018年に独立開業し、主に上場企業の決算支援業務、IPO準備企業の各種サポート業務に従事する傍ら、上場準備企業の社外役員に就任しております。

    さらに2021年に南富士有限責任監査法人を設立してパートナーとして参画、最近は首都圏以外の地域のスタートアップ企業のサポート、公認会計士受験生に対する奨学金制度の開始等、活動範囲を広げています。公認会計士清風会の第50期代表世話人を務めました。

    加藤 賢氏(公認会計士清風会第51期代表世話人)の経歴

    東京大学経済学部在学中に公認会計士試験第2次試験に合格し、中央青山監査法人(現PWC Japan有限責任監査法人)の金融部に7年ほどおりました。金融機関の監査、IPO、内部統制関連業務等に携わりました。

    その後に、ロースクール、司法試験合格及び司法修習を経て、栗林総合法律事務所にて4年ほど、幅広い企業法務、国際法務を担当しました。その後に、デロイト・トーマツグループのDT弁護士法人にて2年半ほど、M&Aや金融レギュレーションや一般法務関連業務を主に担当しました。

    その後、外資系のKing&WoodMallesons法律事務所にて、4年半ほど、M&A、ファイナンス、一般企業法務や英語を使用するクロスボーダーの国際法務等を担当しました。その後に、2023年の9月より弁護士法人瓜生・糸賀法律事務所に所属し、M&Aを中心に対応しております。公認会計士としては24年目、企業法務・国際法務の弁護士としては12年目です。公認会計士清風会の第51期代表世話人を務めております。

    2.公認会計士清風会に出会ったきっかけ

    当時の世話人だった方にご紹介いただき、月例会に参加した時に、様々な公認会計士の方と交流できることを実感し、それが素晴らしいと思い、加入を決めました。

    「月例会」とは、1月半に1回程度の期間で、定期的に、講師の方をお招きしての研修会です。月例会では最新の知識やノウハウをセミナー形式で学ぶことができます。

    また、月例会の後には希望者による懇親会も実施し、参加者同士での深い情報交換を行っております。懇親会には、登壇してくださったゲストも参加することになっております。ゲストや参加者とより近い距離で交流を深めることができる懇親会は、月例会参加のひとつの大きなメリットだと思います。

    3.公認会計士清風会の活動内容等について

    ― 今期も豪華なゲストが登壇されていますよね。どのように企画されているんですか?

    企画は代表世話人を中心に、公認会計士清風会のメンバー(副代表世話人)で協力して準備や運営を行っております。代表世話人の任期は、1年なので毎年テーマのカラーが変わるのも一つの魅力になっています。
    テーマは会計監査や税務等に絞っておりません。今期は特に、「公認会計士の多様なキャリア」を主軸として、マーケティングやブランディング、ソフトスキル等をテーマに取り扱っています。

    例えば、3月11日の月例会では、日本公認会計士協会会長の茂木哲也会長にご登壇いただきました。また、4月10日の月例会では、株式会社PCP(ピー・シー・ピー)の代表取締役社長 桑本慎一郎氏とCPAキャリアサポート 代表取締役社長 中園隼人氏にご登壇いただきます。
    また、公認会計士で上場会社の経営を行っている方の講演等も開催しました。このような月例会を通して、老若男女問わず幅広い方々に貢献したいと考えております。

    ― 毎年テーマが変わっていくのは魅力的ですね。なぜ、任期を1年に設定されているのでしょうか?

    1年では会として続かないとの意見もあったようですが、むしろ1年のみ集中できるから会として続くと考え、違った人が入れ代わり立ち代わり入ってきて、それぞれの特徴で進めていく。人間的には不連続だけど若手中心という思想は連続すると考えられたとのことです。特定の代表世話人の長期政権となる弊害をなくし、常に新しい組織であるようにしたいのかと思います。

    ― 月例会にはどのように参加すればいいですか?公認会計士清風会の会員でないと月例会への参加は難しいのでしょうか。

    ― 会員でなくても参加可能です。まずはぜひ一度、ご参加してみてください。

    当日都合がつかない方や、地方在住の方に向けてオンラインでの配信も行っております。公認会計士試験合格者の方には、参加費を低く設定させていただいているので、ぜひ、お気軽にご参加いただければと思っております。

    詳細については、公認会計士清風会HPをご参照いただければと存じます。また、現在約1,000名の方にご参加いただいているFacebookの「公認会計士清風会グループ」に参加していただければ、随時、最新の情報が配信されますので、こちらも是非ご登録ください。

    また、1回の月例会への参加につきCPDが1.5単位付与されることになっているので、公認会計士の方にとっては、一つの参加のメリットになると考えています。

    ― 昨年創立50周年記念祝賀会が開催されたということで、伝統のある会だとお聞きしています。様々な年代の公認会計士と交流する機会を持てるのは、公認会計士清風会の大きな魅力ですね。

    創立50周年記念祝賀会では、歴代代表世話人の方々をはじめ、茂木哲也日本公認会計士協会会長、手塚正彦日本公認会計士協会元会長、八木茂樹日本公認会計士協会東京会会長、若林健太衆議院議員といった皆様にもご来賓としてご臨席いただき、参加者は50名ほどとなり、非常に盛会となりました。

    公認会計士清風会には、独立開業されている方、会社経営者、企業内会計士、ダブルライセンス保有者等、多彩なバックグラウンドの方が多く在籍しております。月例会後の懇親会にて多様なバックグラウンドの方々と交流を深められるのが公認会計士清風会の良いところだと思っています。

    ― 公認会計士としてキャリアを歩んでいくうえで、ロールモデルとなる先輩と出会える機会があるというのは、若者世代にとっては、清風会入会の大きな魅力になりそうですね。

    ― そうなんです。また、これからはSNSの運用やイベントの開催に積極的に取り組んでいきたいと考えており、若者には、参加者としてだけでなく、運営メンバー(副代表世話人)としても公認会計士清風会に携わっていただきたいと思っております。

    4.公認会計士清風会のこれから

    今期は特に、「公認会計士の多様なキャリア」をテーマの主軸としております。月例会の参加者に対して公認会計士の多様なキャリアの可能性を知っていただきたく、世代を問わず、幅広いバックグラウンドの方に加入していただければと考えております。なお、現在は、20代から30代の若手が少なめとなっておりますので、その世代の方々にも積極的に加入していただければ嬉しく存じます。

    また、運営メンバー(副代表世話人)の募集もおこなっておりますので、X等のSNSでの情報発信に明るい方や、イベントの企画に興味のある方は、ぜひ、ご連絡いただければと思っております。

    まずは、月例会に参加していただいて公認会計士清風会の雰囲気を味わっていただきたいと思いますので、この記事を読んでいただいた方は、ぜひ一度参加していただきたいです。

    5.今後のイベント

    2024年4月10日(水)18時30分から「会計士のキャリアについて -若手の独立トレンドがあるが、果たして?」というテーマで、CPASSLOUNGEにて月例会を開催いたします。

    会計士が転職を考えたら読む本(中央経済社)」の著者である株式会社PCP(ピー・シー・ピー)代表取締役 桑本慎一郎氏と、「会計人材のキャリア名鑑(中央経済社)」の著者であるCPAキャリアサポート株式会社 代表取締役 中園隼人氏のお二人にご講演いただきます。今期のテーマの主軸である「公認会計士の多様なキャリア」の集大成として開催するもので、貴重なお話を伺える機会ですので、皆様是非ともご参加ください。

    ▼その他イベント情報はこちら
    https://www.seifukai.info/

    インタビューは以上となります。素敵なお話ありがとうございました!

    この記事を書いた人

    「人と繋がり、可能性を広げる場」CPASSを運営するスタッフ達です。CPASSメンバーは、20~40代まで幅広い年齢層の公認会計士達を中心に、キャリア支援のプロフェッショナルなど様々なバックグランドを持つメンバー達で構成されています。「絶対に会計人達の役に立つ情報発信する」、「CPASSにしか出せない価値を提供する」をミッションとして集まった熱いメンバー達です。CPASS独自の視点からの見解を是非、楽しんでください。

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