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公開日:2024/05/11

  • アドバイザリー/コンサル
  • 役員
  • 監査法人

株式会社Univis America 秦朋子

  • #同志社大学出身
  • #大阪府出身
CAREER HISTORY

    Q:これまでのキャリアと現在のお仕事について教えてください!

    2009年、結婚を機に関西から東京に引っ越してきたのをきっかけに、あずさ監査法人で派遣社員として働き始めました。派遣社員時代は備品の発注から、アサイン表の管理など事務作業を行っていました。当初は、夫の転勤があっても、いつでも辞められるように派遣社員を選択し、あずさ監査法人に入所したのも、派遣会社の適性テストの結果を踏まえ薦められた会社の中で最も面接日が早かったからという理由でした。しかし、あずさ監査法人でどんな立場でも自由に働いている女性会計士を見て、資格があるのは強いと感じ、もともと英語が好きだったこともあり、人知れずUSCPAの勉強を開始しました。そして、2013年9月に全科目合格できたこともあり、同年12月に会計士としてあずさ監査法人に入所しました。

    あずさ監査法人では金融事業部に所属し、メガバンクやその子会社、外資系金融会社の監査業務に従事しました。USCPAとして入所したので、日本のJGAAPも勉強して必死についていく日々でしたが、約10年間勤務しマネージャーまで経験しました。マネージャーへの昇進時は自分に務まるか不安がありましたが、当時の上司に”誰も自信があって上がるわけではない、立場が人を作る”と後押ししてもらい挑戦しました。ただ、マネージャーになり、監査法人で働く優秀なメンバーの中で今以上のステップアップを目指して頑張り続けるべきなのか迷いが生じ、他にもっと”自分だからこそ!”という仕事ができないのかという思いが芽生えるようになりました。

    そんな折、NY出張のチャンスに恵まれたため、あずさ監査法人の元先輩であり、退職後NYでUnivis Americaの代表を務める吉野とコンタクトを取って、会う機会を得ました。吉野から仕事の話を聞く中で、仕事はあるが人手が足りないということで、「NYに来ない?」と冗談交じりに言われました。楽しそうとは思いつつ、現実的には厳しいだろう…とその時点では受け流し帰国しました。しかし、帰国後に再度連絡が来て、日本法人を立ち上げてその代表として一緒に働かないかと打診されました。最初は”代表という肩書なんて畏れ多く自分には務まらないだろう…”と思っていましたが、吉野と働いていた時代の最も多忙だったけれども、最も楽しく充実していた記憶が蘇り、また一緒に働けるチャンスがあることに心が弾みました。また、USCPAだからこその仕事ができるかもしれないと真剣に選択肢として考え始め、2023年7月にあずさ監査法人を退職し、Univisグループにジョインしました。

    現在は、日系企業がアメリカ進出する際の会計税務のサポート業務全般を行っており、会社設立・税務申告・経理代行・SOXサポート・監査法人対応・財務DD等お客様のニーズに応じてカスタマイズしながらサービス提供をしています。一般的な日本の会計事務所の場合、アメリカの会計事務所と提携しながらサポートするケースが多いところ、弊社の場合は、アメリカからも日本からもUnivisAmericaグループ一体でサポートできるのが強みだと考えています。

    Q:お仕事のモチベーション、やりがいを教えてください!

    自分の人生を振り返ってみると、間違いなくUSCPA受験が人生のターニングポイントでした。USCPA全科目合格後、事業会社で経理の道に進むor監査法人に職種転換で入所するかで迷いましたが、せっかく資格を取ったのだから、資格があるからこそ経験できる監査業務の経験を積みたいと思ったこと、また既にあずさ監査法人の中で良い人間関係が築けていたこともあり、あずさ監査法人に入所しました。

    監査法人では会計知識と監査の視点、また経営者目線の考え方全てを学ぶことができたため、今振り返っても、この決断は間違っていなかったと思いますし、現職では、お客様のサポートをするうえで監査法人で得た経験、知識がとても役立っています。強いて言うなら、監査法人時代は金融事業で金融しか見ていなかったので、違う事業部に異動して一般事業会社等の事業部も経験しておいてもよかったかなと思います。

    現職では、お客様の米国でのビジネスの成功をダイレクトに支援し、感謝される機会も多いため、とてもやりがいを感じています。また、監査法人ではなかなか活かす機会のなかったUSCPAとしての知識がとても活かされています。日本法人は設立間もないですが、今後は日本法人からもUnivis Americaグループを盛り上げていきたいと思っています。平日休日問わず常に会社のことを考えており、忙しさもありますがとても充実しております。今後は日米間で採用のやりとりをしたいと考えており、駐在等両国で働ける環境も整備していく予定です。

    Q:スキルアップのためにしていることを教えてください!

    現在のお客様はアメリカ進出を考えている方、既にアメリカに進出している方が中心です。個人事業主や中小企業の方がアメリカ進出する際に知りたい情報、大企業の方が現地子会社を管理する上で抱える悩みなどを的確にキャッチアップして、最適なコンサルティングができるよう会計税務の知識の習得はもちろん、お客様とのコミュニケーションを円滑にするよう心がけています。

    またアメリカは州によって税金、実務慣行も全く違うので各州のサイトなどで情報をアップデートしています。

    Q:自分へのご褒美は何ですか?

    月に1度、maintenance dayを設けています。人に身をゆだねてきれいに整えてもらうことが最高の癒しです。日々忙しくても、肌や髪が乱れていると気分も下がるので、ネイル・美容院・ヘッドスパで整えてもらっています。

    Q:仕事とプライベートそれぞれ目標や夢を教えてください!

    仕事では、元々大手監査法人に10年以上勤務していたので、退職してみて古巣のネームバリューの価値に改めて気付かされたところです。その肩書が外れた今、信頼してもらえるのだろうかと奮闘する日々ではありますが、今後の人生をかけてアメリカで日系会計事務所と言えばUnivis Americaと1番に名前が上がるような会社を作り上げていきたいです!UnivisはUnite the Visionの頭文字を取った名前です。お客様、会社の仲間みんなのVisionを繋いで、共に成長し、みんなが幸せになれる会社を目指しています。

    個人的には、今更ながら車の免許がほしいです。取って即返納とならないくらいの歳には取りたいです笑 そしていつかアメリカで運転してみたいです!

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    Movie:#CHICAGO したたかな女性が主役のミュージカル。テンションあがります!Motto:#柔軟に生きる

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    仕事アイテム

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    日本法人設立時、元同僚がプレゼントしてくれた名前入りノートです。アナログですが書いた方が頭が整理されるので色々メモしています!

    リラックスアイテム

    リラックスアイテム

    アイテムではないですが、officeが赤坂にあり、おいしいランチには事欠きません。お昼休みにランチで癒されています。リストも作っちゃいました笑

    プライベート

    プライベート

    野球観戦が趣味です。家ではDAZNで、たまには球場で観戦もします!客席から見下ろす球場はとても気持ちよく、かなりリフレッシュされます。

    この記事を書いた人

    2019年会計士試験合格後、監査法人で監査・アドバイザリー業務に従事。2023年よりCPASSに参画し、女性会計人材向けのイベント企画・運営、CPASS for Womanのディレクションを中心に担当。山口県出身。女性や地方勢に向けて会計士の魅力をPRしていきたいです!